災害発生時の高速道路上での重大事故などに備えた図上訓練が5日、愛媛県松山市市坪西町の県武道館であり、警察や消防、高速道路管理会社などの担当者約80人が連携の在り方などを確認した。
訓練は、5日午後2時半ごろ、西条市の松山自動車道下り線で起きた土砂災害による多重事故で多数の負傷者が出たと想定。参加者は地図上の車の模型で各機関の動きを把握し、初動対応や負傷者の搬送の流れ、救護所の設置やトリアージの実施場所などを話し合った。
県警高速隊の花岡昌位副隊長は「自然災害の備えには関係機関の連携が必須。活発な意見交換は有意義だった」と講評した。